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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「ミッドナイト・イン・パリ」。
 8年前の2011年5月13日(スペイン)に公開されました。


映画脚本家で処女小説の執筆に悪戦苦闘中のギル・ペンダー (オーウェン・ウィルソン) は婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) とその裕福な両親とともにパリを訪れる。2人はイネスの友人ポール (マイケル・シーン) と遭遇し、ともに街を回る。彼が偉そうに語る歴史や芸術の薀蓄には間違いが多く、インテリぶったポールがギルにはどうにも鼻持ちならない。

ある夜の12時、ギルがパリの街をうろついていると、アンティークカーが止まり、車中の男女がギルを誘う。そして向かったパーティには、コール・ポーターF・スコット・フィッツジェラルドと妻ゼルダがいた。それはジャン・コクトーのパーティだった。そこでギルは、彼が愛して止まない1920年代のパリに来ていたことに気づく。その後、フィッツジェラルド夫妻らと行ったクラブでは、ジョセフィン・ベイカーもいた。その後に、フィッツジェラルド夫妻と飲みに入ったバーでは、アーネスト・ヘミングウェイと出会う。ヘミングウェイに自分の小説を読んでくれないかともちかけたギルだったが、彼に「自分は読みたくないが、代わりにガートルード・スタインを紹介しよう」と言われ、舞い上がる。

次の夜、イネスを一緒に誘うが、真夜中になる前にイネスは「疲れた」と帰ってしまう。彼女が帰るやいなや、夜中の12時の鐘が鳴り、古いプジョーが現れた。今度はヘミングウェイが乗っていた。彼と一緒にスタインの家へ行くと、今度はそこにパブロ・ピカソとその愛人アドリアナ(マリオン・コティヤール)がいた。スタインはピカソと彼の描いたアドリアナの肖像画について論議をかわしていた。そこで初めてアドリアナに会ったギルは一目惚れしてしまう。

現代と1920年代を行き来しながら、婚約者イネスとの関係とアドリアナに魅かれる自分に悩むギル。しかし、シュルレアリストである、サルバドール・ダリエイドリアン・ブロディ)、ルイス・ブニュエルマン・レイからは、「それはごく自然なことだ」と言われてしまい、ますます頭を抱える。 そして、ギルとアドリアナが初めてキスを交わした晩、2人の前に19世紀のベル・エポック時代を思わせる馬車が停まった…。(ウィキペディアより抜粋)


 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。

 お楽しみに。


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 毎月最終土曜の夜恒例、アルック・プレゼンツ・”アマデュオス”ボサノバ投銭ライブを週末5月25日に開催いたします!
  
 3回ステージ(演目は各回変わります)で、1st・PM7時 2nd・PM8時 3rd・PM9時、それぞれスタート。
 ワンステージだけでも、通しで全部聴かれても、お客様次第でOK。
 いつものように、アマデュオスの二人が客席のまん真ん中に腰掛け演奏いたします。
 マイクを介さずすぐ傍らで鳴り響くギターの生音のすばらしさをご堪能ください。

 元々ノンチャージの当店ですが、ライブの夜も席料はございません。
 ただし、彼らの演奏を聴かれて応援したくなったお客さまのために?、投銭入れをご用意いたしますので、お会計の際チャリ~ンと入れていただければ幸いです。

 新緑の季節になりました。
 通りを抜ける薫風とともに、荻窪のちいさなカフェで、ボサノバ・ギターの調べをごゆるりとお楽しみください。


 【アマデュオス・プロフィール】
 ガットギター2本だけで演奏する男女インストゥルメンタル二重奏ユニット
 2008年より首都圏のカフェ、バー、レストランに於ける演奏活動を開始
 生ギターの音色を大切にし、心地良く優しいサウンド空間を演出することを心がけている
 主な演奏レパートリーはボサノヴァの他、国内外のポップス、映画音楽、日本の愛唱歌など多ジャンルにわたる

 【お問合せ・ご予約】050・5438・2276(カフェ専用携帯)






 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「グランドフィナーレ」。
 4年前の2015年5月20日に公開(伊)されました。

 さてこの映画ですが、フェリーニの継承者、21世紀の映像の魔術師といった最大級の賛辞を集める、イタリアの奇才パオロ・ソレンティーノの最新作にして、今年86歳となる名優、マイケル・ケインの最新主演作であります。 
 ところで、一糸まとわぬダイナマイトボディを前にして、唖然たる面持の爺さん二人。
 なんとも悩ましい宣伝ポスターでありますが、内容の方はご安心あれ。(日本版ポスターは、女性客を意識したせいでしょうか、ぐっと格調高くデザインされたものに変更されております。)
 これは、本作のテーマ(原題:YOUTH = 若さ)を意識させる、象徴的かつ笑いどころとなるシークエンスからのカットなのです。
 
 店主はほぼ事前情報なしにBunkamuraで観たのですが、ソレンティーノ監督の綾なす映像の端々に、評判通りの力量がほとばしっておりました。
 失われてしまった時間に対する老人の悔恨をセンチメンタルに描き過ぎたとする批評家もいるようでありますが、非日常的世界に身を委ねさせてくれるのが、映画芸術のもつ醍醐味の一端であるとしたら、アルプスの美しくも厳しい自然に抱かれた高級リゾートホテルに招き入れられた錯覚にしばし浸れる本品は、間違いなく第一級です。
 スパで保養する老いた人々の群像ですら輝かんばかりの美しさを放っているのです。
 もちろん監督の創作動機も明解で、引退した老境の音楽家を演じるマイケル・ケインの名演技も相まって、年を重ねることで得るもの、そして失うものを静かに啓示してくれる物語でもあります。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「コーヒー&シガレッツ」。
 15年前の5月14日に公開されました。

 ジム・ジャームッシュ監督が2000年代に入って最初に発表したのがこの作品です。
 といっても、11の物語からなるオムニバス形式の本作中、最初に撮られたものが1986年だといいますから、出世作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」に続いて撮った「ダウン・バイ・ロー」と同時期に仕掛っていたことになります。

 タイトル通り、コーヒーを飲みつつ、煙草を吸いつつ、登場人物たちが取り交わす四方山話が脈絡なく並べられているだけの本作。
 でも、カフェや喫茶店なんかで、なんとなく聞こえてきたお隣りの会話に、ついくすりと笑ってしまうことがありませんか。
 上司と部下、先輩と後輩、親と子供。
 深い仲、浅い仲、初対面。
 ほどなく、その人間関係までわかってきたりして。
 
 コーヒー+煙草は人によってはリラクゼーションに最適な嗜好品ペア。
 そんな人々の無防備な会話の盗み聞きをちょっぴり許してもらいましょう。
 また、普段は店内禁煙をお願いして愛煙家のご常連にはご不便をお掛けしている当店ではありますが、今夜は紫煙をくゆらす気分だけでも味わってくださいませ。
 もうひとつ、本作のミソは、登場人物たちがほぼ有名人で固められていることであります。
 本人たちズバリを演じるイギー・ポップとトム・ウェイツの巻なんか、水と油のような音楽ジャンルを代表する二人のカリスマのぎくしゃくした腹の探り合いに、脚本があるとはわかっていながらも笑いを堪えて見入ってしまいます。

 いつものように夜7時からゆるくスタート。
 お楽しみに。

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 今夜のアルック座は、1986年に封切られた「ラウンド・ミッドナイト」。
 

パリを舞台に、ジャズ・ミュージシャンのデイル・ターナーと、デイルの音楽を愛しサポートする青年フランシスの友情を描く。実在のジャズ・ピアニスト、バド・パウエルがパリで活動していた時期の実話が元になっており、フランシスのモデルも実在のフランス人デザイナー。(ウィキペディアより)

 
 主役のデイルを演じたのは、当時63歳になるジャズサックス奏者、デクスター・ゴードン。
 本作を初めて観た後、とにかく驚きを禁じ得なかったのは、出演ジャズメンの演技達者ぶり。映画初出演でアカデミー主演男優賞にノミネートされたD・ゴードンはもちろん、エディ役のハービー・ハンコックなんかも実にそつがありません。
 刻々と変化する刹那に音をやり取りして音楽創造するジャズミュージシャンたちの感性は、「演じる」ことにも直感的な才を発揮するのでしょうね。

 
 でも、監督ベルトラン・タヴェルニエが、D・ゴードンを起用した理由はそれだけではないはずです。
 本作は、B・パウエルのエピソードを下敷きにしているわけですが、ドラッグ&アルコール依存症に悩まされ、本国アメリカにおけるいわゆるジャズ不況もあって、60年代初頭に新しい環境を求めて渡欧したのは、D・ゴードンもまた同様でありました。嫌でも主人公デイルが、彼自身にも重なってみえてきてしまいます。
 代表作「アワ・マン・イン・パリ」は、1963年タイトル通りパリで録音されたものですが、因縁めいてるのは、ピアノで共演しているのがB・パウエルその人ですし、D・ゴードンという人物は、当時のパリの空気感、渡欧組ジャズメンの人間関係を知る正に生き証人だったといえましょう。
 多分に、彼という存在がなければ、本作にに流れるジャズに寄り添っていた時代のパリ空気感は、少々弱いものになっていたかもしれません。

 出演から4年後、D・ゴードンは、敬愛する先人たち、互いに刺激し合った同僚プレイヤーたちが待つ天上のステージへと旅立ちました。

 昨日4月25日は、本作主演デクスター・ゴードンの命日であり、本作監督ベルトラン・タヴェルニエの誕生日であり、僭越ながら店主の誕生日でもあります。
 最後のは余計ですが、数字の偶然性に囚われつつ、今夜の金曜アルック座は、この映画以外には考えられなかった「ラウンド・ミッドナイト」。
 

 舞台は1959年のパリ、音楽はジャズ、ジャズ、そしてジャズ。
 愛すべき「ノッポさん」デクスター・ゴードンの枯れた名演技、そしてもちろん名演奏にゆたっり浸ってください。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。

 お楽しみに。

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 毎月最終土曜の夜恒例、アルック・プレゼンツ・”アマデュオス”ボサノバ投銭ライブですが、諸事情ありまして今月は明日20日に一週前倒しの開催です。 
 いつものように、アマデュオスの二人が客席のまん真ん中に腰掛け演奏いたします。
 マイクを介さずすぐ傍らで鳴り響くギターの生音のすばらしさをご堪能ください。
 
 3回ステージ(演目は各回変わります)で、1st・PM7時 2nd・PM8時 3rd・PM9時、それぞれスタート。
 ワンステージだけでも、通しで全部聴かれても、お客様次第でOK。

 元々ノンチャージの当店ですが、ライブの夜も席料はございません。
 ただし、彼らの演奏を聴かれて応援したくなったお客さまのために?、投銭入れをご用意いたしますので、お会計の際チャリ~ンと入れていただければ幸いです。

 いい季節になりました。
 春の心地よい夜風とともに、荻窪のちいさなカフェで、ボサノバ・ギターの調べをごゆるりとお楽しみください。

 さてさて、今回はスペシャルな企画が合わせて行われます。
 なんと、ステージとステージの合間に落語を披露!
 1stのあと、高円寺亭しば犬「花筏」。
 2ndのあと、荻灯亭七之助「ラーメン屋」。
 お二人とも杉並江戸落語研究会に所属されていて、しば犬君は小学4年であります。
 食うか食われるか。
 ボサノバと落語の異種格闘技ライブを乞うご期待‼
 

 【アマデュオス・プロフィール】
 ガットギター2本だけで演奏する男女インストゥルメンタル二重奏ユニット
 2008年より首都圏のカフェ、バー、レストランに於ける演奏活動を開始
 生ギターの音色を大切にし、心地良く優しいサウンド空間を演出することを心がけている
 主な演奏レパートリーはボサノヴァの他、国内外のポップス、映画音楽、日本の愛唱歌など多ジャンルにわたる

 【お問合せ・ご予約】080・2331・7608(カフェ専用携帯)




 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!

 というわけで、今夜のアルック座は、「フィールド・オブ・ドリームス」。

 30年前の1989年4月21日に公開されました。


 1910年代のアメリカメジャーリーグに、ジョー・ジャクソンという選手がおりました。
 生涯打率.356という強打者であり、アメリカ野球殿堂入りの第一号選手タイ・カップに「彼のグローブの中で三塁打は死ぬ」とまで言わしめた堅守の名レフトでもあった選手です。
 殿堂入りも確実だった彼の人生の歯車が狂ったのは1920年32歳のとき。
 1919年のワールドシリーズでの八百長事件に関わったとして、メジャーリーグから永久追放されてしまいます。
 
 今だに復権運動が根強く続いているというこの悲運のヒーローには異名があります。

 それは、マイナーリーグ時代に、しっくりこないスパイクを履いていて足にマメができたため、裸足でプレーを続けたという彼のエピソードからつけられました。
 そう、映画「フィールド・オブ・ドリームス」で、主人公レイがトウモロコシ畑のなかに造った野球場に忽然と現れるあの幽霊?野球選手が、まさしく”シューレス”ジョーその人という設定なのです。

アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかった事を心の隅で悔やんでいる。

ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声("If you build it, he will come." = 「それを造れば、彼が来る」)を耳にする。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。

その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつける。そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった。

 何故アイオワのトウモロコシ畑のなかに野球場を造らなければならなかったのか。 
 主人公レイは、自ら「撒いた種」の答えを探す旅に出ます。
 全盛期にユニフォームを脱がなければならなかった伝説の野球選手のため?
 若者たちのバイブルのような本を書き上げながらも隠遁してしまった小説家のため?
 徐々に解き明かされていく答え。
 でも、真実の答えにはまだ辿り着いてはいないような気が...。
 
 旅から戻ったレイが最終的に野球場で体験する「答え」はまさに奇跡。
 店主は毎回ここで涙腺崩壊であります。
 ネタバレになるので、ここは是非鑑賞してもらうとしましょう。
 この素晴らしきファンタジーの結末が荒唐無稽であることは否めませんが、一方で甚だしい感情移入をしてしまうのもまた否めません。
 それは、この奇跡が天地が引っくり返るような大事ではなく、主人公レイの個人的な悔恨に根差して描かれているからでしょう。

 
いつものように、夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。
 


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 ”好きな映画を、その映画が公開された月日に合わせて鑑賞することで、ロードショー当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「アメリ」。
 18年前の4月25日に公開されました。


少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ。古いアパートで一人暮らししながらモンマルトルのカフェで働く彼女は、他人を少しだけ幸せにするお節介を焼くのが楽しみ。そんなある日、遊園地のお化け屋敷とセックスショップで働く不思議な青年ニノに出会う。彼の、スピード写真のブース周辺に捨てられた写真をストックしたアルバムを拾ったアメリは、悪戯を仕掛けようとするうち、ニノに恋してしまう。しかし内気なアメリは恋に真正面から向き合うことができず、かくれんぼのような駆け引きが続く...。(KINENOTOより抜粋)


 今を時めくウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブタペスト・ホテル」公開の際、論評する方々が、そのめくるめくカラフルでキッチュな映像美と時折挟み込まれるブラックな笑いを分かりやすく伝えようとして引き合いに出していたのが、この「アメリ」。
 公開が2001年ですから、思えばジャン・ピエール・ジュネ監督が本作で紡ぎあげた世界は、当時としては斬新奇抜を極めたものだったと思います。
 おそらく、「おしゃれな匂いはするけれど、難しそう」とフランス映画に微妙な距離を置いてきた日本のオリーブ少女たち(雑誌オリーブが休刊に追い込まれたのは2003年)にも抵抗なく受け入れられたはずです。
 結果観客が呼べるフランス映画として、興行成績16億のヒット作となりました。

 店主は「アメリ」を映画館で観たことがありませんでした。
 念願のスクリーン観劇は去年の「午前十時の映画祭」にて。
 赤や緑の暖色が氾濫する甘々の少し嘘くさい色彩美術、全編に流れるヤン・ティルセンの詩的でミニマルなスコアに目と耳は惑わされっ放しです。
 そして、なんといってもオドレイ・トトゥの愛らしさにはまったく困ってしまう。
 ジュネ監督が白羽の矢を立てた女優の降板により実現したキャステイングとのことですが、たとえば、マリリン・モンローの「ティファニーで朝食を」が想像できないように(役どころが娼婦という設定だったため、当初交渉していたモンローが難色を示し、代わってオードリー・ヘップバーンが登板することに。)、まるでアメリそのものといったオドレイ以外に本作の主役は考えられませんよね。
 監督が彼女の存在を知ったのは、偶然目にしたポスターだったらしいですし、ヤン・ティルセンに音楽を依頼したのも彼の曲を車中でたまたま聴いたことがきっかけなんだとか。
 映画の神様っていると思います。
 どのピースが欠けても「アメリ」じゃなくなってしまいますもんね。
 
 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。


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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「アニー・ホール」。
 42年前の1977年4月20日(米)に公開されました。

ニューヨークの山の手に住むユダヤ系のアルビーはTVやナイトクラブのトークショーで稼ぐ漫談芸人。歳の頃は40、離婚歴1回のド近眼メガネ人間だ。そんな彼がある日、友人のTVディレクターのロブ達とテニスに行って、1人の美人と出会った。会話もユニークな彼女の名は、アニー。どこか屈託のない童女の雰囲気の彼女に出会ってからアルビーが変わった。アニーとのデートが日課の一つになったのだ。2人が同棲生活に入ったのはそれから間もなく。お互いにのぼせあがっていた2人も時がたつにつれて、お互いのアラが目についてきた。アルビーの周りには、なぜかTV局の女ロビンやアリソンがいて、アニーはそれが気になる。アルビーもアニーのつかみどころのない生き方がわからない。ましてアルビーは、男の独占欲にめざめてきたのだ。行きづまった2人の関係。2人は精神分析医の所に行き、2人の溝は埋まったかに見えた。だがそんなある日、アニーがいつものようにクラブで歌っていると、プロ歌手トニーが彼女の歌をほめ、カリフォルニアにくるようにすすめる。彼女は有頂天になり、精神状態も全快へとむかったが、アルビーはまだダメ。彼はアニーとトニー、果てはロブの仲まで疑い出したのだ。もうこうなってはおしまいだ。2人は別居を決意し、アニーはカリフォルニアに飛んで行った。一方、残されたアルビーを襲う寂寥感。アニーの後を追い、カリフォルニアに行き、やり直そうとアニーに迫るアルビーだったが、今のアニーは歌手としての成功の方が気になっていた...。(KINENOTOより抜粋)

 とにかく会話で埋め尽くされた映画であります。
 単純にいうと、セラピー通い15年という神経質で理屈っぽい主人公アルビーが速射砲的おしゃべりであるということに尽きるのですが、合わせて多用されるカメラの長回しが、彼の性質をさらに増幅させてわからしめる効果を果たしているわけです。
 またときには、聞いてもらいたくて我慢できないとでもいうようにカメラ目線で観客に向かってしゃべり始めるアルビー。
 いわゆる「第四の壁(フィクションの世界と現実世界を隔てる概念的境界)」を壊してまで、愛してやまなかったアニーとの破局話を切々と吐露するのであります。
 本作以降、映画的手法としては事新しいものではなくなりましたが、アルビーのアニーへの想いの膨れ上がったテンションを実に分かりやすく伝える演出であったと思います。
 
 誰かが言ってました、男は恋愛を「名前をつけて保存」することしかできない。
 すでに「上書き保存」して過去の男を清算済みの女のことを、アルビーみたいにいつまでもうじうじ思い返すというわけ。
 アメリカで最も著名な映画評論家であるロジャー・イーバートは本作を評していいました、「おそらく誰もが好きなウディ・アレン映画」であると。
 世間一般的な評価もまた同様でありましょう。
 心当たりがある「名前をつけて保存」男はやはり多そうであります。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、ウェス・アンダーソン監督の「犬ヶ島」。
 1年前の2018年3月23日に公開されました。


「その昔、犬と犬嫌いの小林一族との間で戦争があった」と序幕で語られる。

劣勢の犬に同情した少年侍は戦に参加し、小林一族の長を殺害するが少年も亡き者になりその魂は祀られ、結局犬も小林一族に勝てず服従を余儀なくされる。

それから千年後。メガ崎市では犬の伝染病“ドッグ病”が蔓延し始め、社会問題となっていた。

科学者である渡辺教授は「ドッグ病を治す血清がじきに完成する」と主張するが、小林市長はそれを無視し、犬をゴミ島へ隔離することを決める。

最初にゴミ島へ送られたのは、小林アタリの飼っていたスポッツだった。

そして、ゴミ島への隔離が決まって6ヶ月後、スポッツを探しにアタリは飛行機を使いゴミ島へ不時着する。そこで待っていたのは、犬のレックス、キング、デューク、ボス、チーフだった...。(ウィキペディアより)


 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。

 お楽しみに。

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