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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、ウェス・アンダーソン監督の「犬ヶ島」。
 1年前の2018年3月23日に公開されました。


「その昔、犬と犬嫌いの小林一族との間で戦争があった」と序幕で語られる。

劣勢の犬に同情した少年侍は戦に参加し、小林一族の長を殺害するが少年も亡き者になりその魂は祀られ、結局犬も小林一族に勝てず服従を余儀なくされる。

それから千年後。メガ崎市では犬の伝染病“ドッグ病”が蔓延し始め、社会問題となっていた。

科学者である渡辺教授は「ドッグ病を治す血清がじきに完成する」と主張するが、小林市長はそれを無視し、犬をゴミ島へ隔離することを決める。

最初にゴミ島へ送られたのは、小林アタリの飼っていたスポッツだった。

そして、ゴミ島への隔離が決まって6ヶ月後、スポッツを探しにアタリは飛行機を使いゴミ島へ不時着する。そこで待っていたのは、犬のレックス、キング、デューク、ボス、チーフだった...。(ウィキペディアより)


 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。

 お楽しみに。

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 毎月最終土曜の夜恒例、アルック・プレゼンツ・”アマデュオス”ボサノバ投銭ライブを週末30日に開催します! 
 いつものように、アマデュオスの二人が客席のまん真ん中に腰掛け演奏いたします。
 マイクを介さずすぐ傍らで鳴り響くギターの生音のすばらしさをご堪能ください。

 3回ステージ(演目は各回変わります)で、1st・PM7時 2nd・PM8時 3rd・PM9時、それぞれスタート。ワンステージだけでも、通しで全部聴かれて、お客様次第でOK。
 元々ノンチャージの当店ですが、ライブの際も席料等はございません。
 ただし、彼らの演奏を聴かれて応援したくなったお客さまのために?、投銭入れをご用意いたしますので、お会計のあとチャリ~ンと入れていただければ幸いです。

 桜(はな)が開いて、音楽が始まる。
 春の心地よい夜風とともに、荻窪のちいさなカフェで、ボサノバ・ギターの調べをごゆるりとお楽しみください。

 【アマデュオス・プロフィール】
 ガットギター2本だけで演奏する男女インストゥルメンタル二重奏ユニット
 2008年より首都圏のカフェ、バー、レストランに於ける演奏活動を開始
 生ギターの音色を大切にし、心地良く優しいサウンド空間を演出することを心がけている
 主な演奏レパートリーはボサノヴァの他、国内外のポップス、映画音楽、日本の愛唱歌など多ジャンルにわたる

 【お問合せ・ご予約】
 080・2331・7608(カフェ専用携帯)







 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「デストラップ・死の罠」。
 37年前の1982年3月19日に公開されました。

劇作家シドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)は、新作の不出来に頭を痛める。これで4作続けての失敗だ。かと言って、妻のマイラ(ダイアン・キャノン)の金で食わしてもらうのはプライドが許さない。昨年、大学で彼が演劇について講議した時の生徒クリフォード・アンダーソン(クリストファー・リーヴ)から、自作の戯曲死の罠が送付され批評を乞うて来た。一読したところ、意外な結末、軽妙な会話、適当に笑わせ、ケチのつけようがない。マイラはその青年と協力して作品を手直しして、2人の名で発表したらと提案する。だが、シドニーはクリフォードを殺し、戯曲を自分1人の名で発表するのだといい出すが...(KINENOTEより抜粋)

 ある日、三谷幸喜の「マトリョーシュカ」をテレビで観ていて思いだしたのがこの「デストラップ」。

 初見は、たぶん五反田あたりの名画座だったと思います。

 どんでん返しにつぐどんでん返し。

 まさに、マトリョーシカの如き入れ子構造の筋立てが「デストラップ」的だなぁと。

 ちょっと調べると、やはり三谷自身、本作を好きな映画の一本にあげておりました。


 軽妙洒脱なマイケル・ケインに、一歩も譲らず丁々発止の演技をみせるのがあのクリスファー・リーブ。

 正直、ほかに魅かれる出演作がなかなか見あたらないなか、本作と「ある日どこかで(1980年)」の2作品において彼は出色の名演を果たしています。

 こうなると、秀作に当たるというツキを呼び込む才も役者がスキルに備えるべき特質といまさらながら思わされてしまうのです。

 この点において、スーパーマンで売れてしまった彼は、「この特質」を世間の「色眼鏡」付きで持ち得てしまったのかもしれません。


 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。


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 本日3月16日は、中央公論の表紙などデカダンの香り漂うアートワークで知られる金子國義氏の命日であります。

 数年前、上野で観た「バルデュス」展。
 金子作品において、この画家の影響はやはり明確に認められると思います。
 バルデュスを金子にみせたのは、異端の作家サドを日本に紹介したフランス文学翻訳者であり、作家であった澁澤龍彦であったといいます。
 また、澁澤の推薦で青木画廊における金子國義初個展が1967年開催される運びになるわけですが、この「花咲く乙女たち」展の案内状にこんな澁澤の言葉が残されております。

 「私が興味をいだくのは、おのれの城に閉じこもり、小さな壁の孔から、自分だけの光り輝く現実を眺めている、徹底的に反時代的な画家だけである。」
 少女愛的傾向の画家というくくりだけでは、この一文の真意はみえてこないと思われます。
 時代に迎合せず厳格に独自の画風を磨き上げることに注力し続けたという意味でバルデュス、そして、もちろん金子國義に当てはまる定義ではないでしょうか。

 アルックでは、金子國義氏を偲び、縁あって手元にある金子作品の特別展覧会を開催いたします。
 3点のみのプチ展覧ではありますが、衝撃的デビューを飾った頃に描かれたみずみずしい感性に溢れた未発表の木炭画が2点、金子氏が自室に長く飾ってあったというリトグラフが1点という興味深い内容のものです。
 この機会に金子氏が愛して止まなかった魔法の王国の住人たちにぜひ会いにいらしてください。

 
 「異界の記憶 金子國義プチ展覧会」
 カフェ/ギャラリー/バー アルック
 3月16日(土)-4月16日(火) *開催時間はカフェの営業時間に準じます(日曜祝日定休)

 アルックでは、店内スペースを利用し展示するアーティストを募集しております。
 詳細は、ギャラリーご利用規約をご覧ください。

 【お問い合わせ】050-5438-2276(カフェ専用)



 金子國義「姉妹」
 1994年 リトグラフ







 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「かもめ食堂」。
 13年前の2006年3月11日に公開されました。

フィンランドのヘルシンキに“かもめ食堂”という小さな食堂をオープンした日本人女性サチエ。シンプルな“おにぎり”を看板メニューに、フィンランドの人にも日本食のおいしさを伝えたいと張り切るが、やって来たお客は日本のアニメが好きなおたく青年だけ。それでもめげずに淡々と営業を続けるサチエは、やがて訳ありな2人の日本人女性と出会うのだった...(allcinemaより抜粋)

 本作を観て、カフェ開業を志した方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 ヘルシンキでオールロケされた本作は、作中ふんだんに散りばめられたデザイン強国フィンランドを代表的する家具、食器、衣装が話題を呼び、北欧大好き女子の熱狂的支持を獲得。シネスイッチ銀座の初日動員記録を更新するなどヒット作となりました。
 
 店主の場合、開業動機は学生時代まで遡るので、「かもめ」がきっかけというわけではないのですが、当店オープン前、あたりきではない屋号の検討に苦慮していた店主が、苦肉の策でフィンランド語日本語辞典を手にして、Aの部から字面優先で探し始めて行き当たったのが「ARKKU」でした。
 この「ARKKU」、日本語で「箱」という意味になりますが、広義としては、おもちゃ箱からお棺まで、箱型形状の物全般にわたっている感じです。

 カフェがオープンしてしばらくしたある日、奥様がフィンランドの方だというご夫婦が来店されました。
 奥様曰く、母国で「ARKKU」というと、一般的に、お嫁入りの際に持参する大きな箱(冒険小説に出てきそうな宝箱のイメージでしょうか?)のことで、中には衣類やらベットリネンやらレース飾りを詰め、実家に余裕があるほど大きなものになるんだとか。
 ただ、習わし的にはなくなりつつあるようで、「ARKKU」自体は、居間や玄関のインテリアとして売られていることが多くなってるとのことでした。

 さて、「かもめ」の話に。
 登場人物たちの最後まで暴かれることのない背景、劇的展開のない展開。
 この映画が、ながら見向きとか、BGV代わりとかいわれてしまう所以なのでしょうが、映画の定石を取っ払ったからこそ守れたのが、「かもめ」全編に一貫して流れるゆったり感だともいえます。
 「かもめ」が観たくなるときは、あの異国の食堂にのんびり流れている時間に戻りたいとき。
 店主的には、いつの間にやら、そんな居心地のよさが享受できる「場所」みたいな映画になってまいりました。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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 先日、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」を早稲田で観ました。
 巷では、クィーンやガガの音楽関連映画が記録的動員数を重ねておりますが、店主は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の続編にあたるこの音楽ドキュメンタリーを、カフェの休業日に観る一本にあえてあてたわけです。
  
 スライドギターの伝説的名手ライ・クーダーは、1996年レコーディングのためキューバを訪れておりました。
 ところが、アフリカから着く予定のミュージシャンたちが参加できなくなったため、急きょ地元の伝説的老ミュージシャンたちを探し当てて録音したアルバムが、思いもかけない世界的大ヒットを記録します。
 翌1997年のグラミー賞では最優秀トロピカル・ラテン・パフォーマンス賞を受賞するなど、まさに、「ひょうたんから駒」的成功を収めるわけですが、話は続きます。
 今度は1999年、映画「パリ・テキサス」で音楽担当を務めたことが縁でライと友人関係にあったヴィム・ヴェンダース監督が同名のドキュメンタリー映画を撮ってしまうのであります。
 そしてこれまた、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど興行的に大成功。
 元々キューバ国外では無名の存在だった老ミュージシャンたちにとって、次から次へと当たるスポットライトはさぞ眩しかったでありましょう。
 このように、世間が注目した時点で彼らはすでに高齢でしたから、さらに年数が経った今では、天国に召されたメンバーも少なくなく、グループでの活動休止を決めた彼らの「アディオス(さよなら)」世界ツアーを追ったドキュメンタリーが「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」ということになります。

 というわけで、今夜のアルック座は、続編の感激冷めやらぬうちに、1999年公開の本編「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」をお送りいたします。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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