グロリア

 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「再会の時」。
 38年前の1980年10月1日公開(米国)されました。


ブロンクスのあるアパートにライフルを持った男たちが集まり、ジャックの一家が住む部屋を取り囲んだ。ジャックは組織の会計係をしていたが、FBIに情報を洩らしたために報復されることとなった。6歳のフィルらはものものしい事態の中でうろたえるだけ。そこへ同じフロアに住むグロリア(ジーナ・ローランズ)がドアをノックした。コーヒーを借りに来たのだが、その異様な空気を感じ取り、フィルを預かってくれという突然の願いを聞き入れる。さらにジャックは組織の秘密を記したノートをフィルに託した。子供嫌いのグロリアが、いやがるフィルをつれて部屋に戻った瞬間、ジャックの部屋で大爆発が起きる。アパートを脱出した2人は組織から追われることとなる。グロリアはショーガール出身で、組織のボス、トニー・タンジーニの情婦だった。昔の仲間を敵にまわすはめになった彼女だが、少年を守ることに全てを賭ける気持ちになった。銀行から持ち金をすべて引き出し、フィルを連れて、ニューヨーク中を、身を隠す場所を求めて逃げ回る。グロリアを「ブタ」と呼び、なじまなかったフィルも次第にグロリアを母のように慕っていた。この逃避行に決着をつけることを考えたグロリアは、遂にボスのタンジーニに会うことを決意する...。(ウィキペディアより抜粋)


 ひょんなことからマフィアが血眼になって追う6才の男の子を預かることになるグロリアを演じるのは、当時50歳のジーナ・ローランズ。
 ウンガロのドレスに身を包み、NYの街路をハイヒールでしっかと踏みしめ銃を撃ちまくる彼女のかっこよさったらこの上ありません。
 そして、ギャングの向こうを張った切符の良さだけじゃなくて、他人の息子を守ることに疲れ果てて時折みせる「私何やってるんだろう」という葛藤と弱さが、徐々に「グロリア、がんばれー」って声援を送りたくなる親近感を芽生えさせるのであります。
 
 監督は実生活の伴侶でもあった、ジョン・カサヴェテス。
 いわゆる彼のミューズであるジーナ・ローランズを主演に過去何本も撮っておりますが、妻とはいえ「グロリア」でもことさら追い込む演出が容赦ありません。
 「グロリア」について店主は敢えて言い切ります。
 本作を下敷きにしたといわれるリュック・ベッソンの「レオン」も、シャロン・ストーン主演の1999年リメイク作も、遠く及ばない大傑作であると。
 
 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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