デストラップ・死の罠

 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「デストラップ・死の罠」。
 36年前の1982年3月19日に公開されました。

劇作家シドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)は、新作の不出来に頭を痛める。これで4作続けての失敗だ。かと言って、妻のマイラ(ダイアン・キャノン)の金で食わしてもらうのはプライドが許さない。昨年、大学で彼が演劇について講議した時の生徒クリフォード・アンダーソン(クリストファー・リーヴ)から、自作の戯曲死の罠が送付され批評を乞うて来た。一読したところ、意外な結末、軽妙な会話、適当に笑わせ、ケチのつけようがない。マイラはその青年と協力して作品を手直しして、2人の名で発表したらと提案する。だが、シドニーはクリフォードを殺し、戯曲を自分1人の名で発表するのだといい出すが...(KINENOTEより抜粋)

 先日、三谷幸喜の「マトリョーシュカ」をテレビで観ていて思いだしたのがこの「デストラップ」。

 初見は、たぶん五反田あたりの名画座だったと思います。

 どんでん返しにつぐどんでん返し。

 まさに、マトリョーシカの如き入れ子構造の筋立てが「デストラップ」的だなぁと。

 ちょっと調べると、やはり三谷自身、本作を好きな映画の一本にあげておりました。


 軽妙洒脱なマイケル・ケインに、一歩も譲らず丁々発止の演技をみせるのがあのクリスファー・リーブ。

 正直、ほかに魅かれる出演作がなかなか見あたらないなか、本作と「ある日どこかで(1980年)」の2作品において彼は出色の名演を果たしています。

 こうなると、秀作に当たるというツキを呼び込む才も役者がスキルに備えるべき特質といまさらながら思わされてしまうのです。

 この点において、スーパーマンで売れてしまった彼は、「この特質」を世間の「色眼鏡」付きで持ち得てしまったのかもしれません。


 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。


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