「リアル・デカダンス 金子國義プチ展覧会」開催します。

 3月16日は、中央公論の表紙などデカダンの香り漂うアートワークで知られる金子國義氏の命日であります。

 何年か前に上野で観た「バルデュス」展。
 金子作品において、この画家の影響はやはり明確に認められると思います。
 バルデュスを金子にみせたのは、異端の作家サドを日本に紹介したフランス文学翻訳者であり、作家であった澁澤龍彦であったと伝わっており、この澁澤の推薦で青木画廊における金子國義初個展が1967年開催される運びになるわけですが、この「花咲く乙女たち」展の案内状にこんな澁澤の言葉が残されております。

「私が興味をいだくのは、おのれの城に閉じこもり、小さな壁の孔から、自分だけの光り輝く現実を眺めている、徹底的に反時代的な画家だけである。」

 少女愛的傾向の画家というくくりだけでは、この一文の真意はみえてこないと思われます。時代に迎合せず厳格に独自の画風を磨き上げることに注力し続けたという意味でバルデュス、そして、金子國義に当てはまる定義ではないでしょうか。
 アルックでは、金子國義氏を偲び、縁あって手元にある金子作品の特別展覧会を開催いたします。
 3点のみのプチ展覧ではありますが、衝撃的デビューを飾った頃に描かれたみずみずしい感性に溢れた木炭画が2点、金子氏が自室に長く飾ってあったというリトグラフが1点という興味深い内容のものです。
 この機会に金子氏が愛して止まなかった魔法の王国の住人たちにぜひ会いにいらしてください。

 
 「リアル・デカダンス 金子國義プチ展覧会」
 カフェ/ギャラリー/バー アルック
 3月16日(金)-4月16日(月) *開催時間はカフェの営業時間に準じます(日曜祝日定休)

 アルックでは、店内スペースを利用し展示するアーティストを募集しております。
 詳細は、ギャラリーご利用規約をご覧ください。

 【お問い合わせ】080-2331-7608(カフェ専用)



 金子國義「姉妹」
 1994年 リトグラフ







[PR]