スイス・アーミー・マン

 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”というのが、本来アルック座で取り上げる作品の選定条件なのですが、今夜はそのルールを逸脱いたしまして、ダニエルズ(ダニエル・シャイナー&ダニエル・クワン)監督「スイス・アーミー・マン」をおおくりいたします。
 何故か。
 この作品、昨年11月に吉祥寺で観たばかりといえば観たばかり。
 にもかかわらず、今一度観てみたい!という気持ちがじわじわ湧き上がってきてしまったというのがその理由でありますが、とにもかくにも、のちの世に語り継がれていくであろう噂通りの珍品中の珍品でありました。

 無人島に流れ着いたハンクは絶望から自死しようとしていた。その矢先、彼は浜辺に打ち上げられていた死体を発見した。ハンクは人工呼吸による蘇生を試みたが、失敗に終わってしまった。その死体はガスで膨れ上がっており、水に浮いていた。しかも、ガスの排出によって、死体は沖合に出ようとしていた。死体に飛び乗ったハンクは、ジェットスキーの要領で死体に乗って沖合へと向かった。何とか大きな島にたどり着けたものの、そこも無人島であることには変わりなかった。その夜、ハンクは死体と共に洞窟で眠りについた。夜の間に降った雨水が死体の口の中に流れ込んだ結果、死体は飲料水の供給源となった。さらに驚くべきことに、死体は英語を話し始め、自らをメニーと名乗った…。(ウィキペディアより抜粋)

 「グランド・フィナーレ」で当たり役のイメージと決別しきれない映画スターを演じて不思議な存在感を放っていたポール・ダノとハリポタのダニエル・ラドクリフが共演する作品とうことで興味をひかれた本作でしたが、そもそも、タイトルが変!
 もちろんあのスイス・アーミー・ナイフが由来なのですが、「十得ナイフ男」こと死体のメニ―には、サバイバル生活に欠くことができない様々な機能が備わっているという設定。公式サイトによれば、カッター、水筒、銃、火打石、斧、ジェット噴射、バーナーなどなど。
 
 さて、自殺に及ぼうとまでした生きる気ゼロの男と、生き残るためのツール的役回りの死体という一見道理に合わないこのコンビは、はたして無人島から生還できるのでしょうか。
 生還といっても片方はすでに生きてはいないわけなのですが...。

 いつものように夜7時くらいからゆるくスタート。
 お楽しみに。

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