店主、NYにちょっと住んでみる。【2日目】

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 アパートから歩いて10分ちょっと。
 朝7時からオープンしてる「バケリ」という評判のベーカリーに、朝ごはんを買いに来ました。
 店名は、ノルウェー語でずばりベーカリーの意。
 早々にグリーンポイント(後日詳述)に2号店を構えるや、インスタにアップされまくりのラブリーな内装も相まって、今やそちらが旗艦店のようです。
 ウィリアムズバーグ店のほうは、入り口も地味で小さいながらクラフト感いっぱいでアットホームな感じの店内。
 スタッフ全員を女性で固めていて、青いツナギの制服に身を包み奮闘している様がかわいらしい。
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 東京では朝抜いてんだから、デニッシュ少しの朝食だって健康的。
 アパートに持ち帰っておいしくいただき、本日は早めに始動を。
 ウィリアムズバーグの街にくり出すとします。




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 まずは、アパートからは少々遠い東側のスポットを攻めます。
 朝淹れたコーヒーが最悪だったので(店主、道具のせいだと言い張る)、途中口直しに立ち寄ったコーヒーショップがこちら。
 やはり、ブルックリンを代表する小規模ロースター「パーラーコーヒー」です。
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 お店といっても、バーバーショップのなかを突っ切った奥にある3畳ほどのスペース。
 奥行のある味わいの浅煎り豆を売りにしているというので楽しみにしていたのですが、ここでいただけるのはマシンを使ったエスプレッソとラテだけ。
 別の場所にあるティステイングルームを日曜だけ解放して、試飲会やハンドドリップのサービスをしているとのこと。(結局、後日スケジュールが折り合わず、断腸の思いで参加をあきらめることになるのでした。)
 せっかくですからエスプレッソを注文してみると、これがこちらのロースターの実力が垣間見えるような一杯でありまして。
 ダークローストの豆のそれとは明らかに異質な果実味の凝縮感に至極狼狽。
 で、バリスタのお兄さんお薦めの豆を素直に購入いたしました。
 




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 ローカル食材やキッチン用品が充実している「ブルックリン・キッチン」。
 掲げたスローガンがかっこいいのであります。
 ”本物を食べましょう!”
 ヤンキース印のりんごはおふざけ。




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 さて、何軒か店を梯子したウィリアムズバーグ地区の東のはずれから、地下鉄で北上してグリーンポイント地区に移動。
 目指すはシーフード・レストランの「ロブスター・ジョイント」。
 NYに来たからには食べておきたいメニューがいくつかあると思いますが、こちらは、サンドイッチの王様、ロブスターロールがカジュアルにいただける人気店。
 土日の昼時は混雑必至だと思いますが、きょうは平日。
 のんびりした雰囲気のなかでいただく御馳走。
 そこは「観光客」の特権であります。
 写真手前はロブスターのスライダーとスープのランチセット、奥が看板メニューのロブスターロール。




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 グリーンポイント探索後は、まっすぐウィリアムズバーグに帰還。
 アパートに戻る前立ち寄ったのは、去年ウィリアムズバーグにも出店を果たしたオーガニック・スーパー、ホールフーズマーケット。
 アメリカにおける、この手のヘルシー・スーパーの人気ぶりを見ると、ビーガンやベジタリアンほどハードルを上げたくなくても、口に入れるものを気にかける普通人はかなり増加していそうであります。
 彼らにとって、人工甘味料、着色料、トランス脂肪酸入りの食べ物が棚に並んでいないスーパーは、「食材」とともに「安心」も品揃えのうちということなのでしょう。
 「意識高い系」がもはやトレンドではなく、「スタンダード」に昇華しつつあるのがアメリカの食事情だと思われます。

 地産地消を後押ししているこちらの売り場では、「ローカル」のタグを目安にすると、ブルックリン産の商品がたやすく探せます。
 ですから、店主のような呑兵衛にも、ホールフーズは天国。
 見たことのない地ビールが選び放題だし、軽くつまめるお惣菜は量り売りだし、夜11時まで開いてるし、歩いて3分だし。
 かくして、アパートでは毎夜クラフトビール三昧と相成りました。




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 話題のカフェ、精肉店、ホテルを次々開業させて、ウイリアムズバーグをNYで一番ヒップなエリアへと変貌させた張本人といえば、アンドリュー・ターロウ氏。
 彼が最初に手掛けたお店である「ダイナー」が、アパートから南に3、4分歩いたところにあります。
 間違いなく、今回の滞在における食のクライマックスのひとつになりました。
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 ダイナーといえば、アメリカの朝飯の定番、目玉焼きにトースト、そして、お代わりし放題のコーヒーを思い浮かべてしまいます。(それ自体がNYから消えつつありますが。)
 こちらがおもしろいのは、店装は古い食堂車を改造した昔ながらの「簡易食堂」スタイルながら、オーガニックにこだわったニューアメリカンを味わえる「グルメレストラン」であるというギャップです。
 真っ暗な店内は、深夜の入店にも関わらず満員盛況。
 ふたつ空いてたカウンター席になんとか滑り込めました。
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 やはり看板メニューのハンバーガーをいただかないわけにはいきません。
 グラスウェッドビーフ(穀物を与えず牧草のみで育てた牛)のパテをミディアムレアで。
 当然、ケチャップもマヨネーズも自家製。
 「ダイナー」のオープンが1999年。
 NYの外食事情はここ15年ほどで激的に進歩したといわれております。
 そういう意味で、現在世界中から注目を浴びるブルックリンを中心とした食文化は、この一皿から派生したといってもいいかもしれません。

 幸せな夜はいよいよ更けて、2日目終了です。





 
 
 



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by arkku | 2017-02-22 02:22 | 雑記