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ニューヨークの巴里男(パリジャン)

 アルック座でとりあげる映画は、店主が原則映画館で観たもの、もしくは、公開後何らかのきっかけで観たくなって、止むを得ずDVD等で観たものであります。
 今回は、そんな原則から一脱いたします。
 店主も初めて観ることになるのが今夜の一本は「ニューヨークの巴里男」。
 
 しかも、本作は、ニューヨークで映画製作を学んだというフランス人監督セドリック・クラピッシュが15年かけて撮りあげた「グザヴィエ・シリーズ」という3部作の完結編。
 残念ながら、前2作品もまた観ておりません。ツイッター上では、前2作未見でも楽しめるという人も、楽しめないという人も。
 さて、どうなる。

恋愛ジプシーに別れを告げ、今や2児の父となり、腰を落ち着けたかに見える、40歳のグザヴィエ。小説家としてもそこそこ人気を得て、そのまま順風満帆な人生を送るはずが ……青天の霹靂、またも大ピンチに見舞われる。妻から三行半を突き付けられたグザヴィエは、子供の育て方の不一致を解消するため、妻子を追いかけてNYで暮らすことに。不惑の40歳のはずが、アッパーな暮らしをおくる妻の今カレと、友人宅に居候する自分との差に愕然とし、友人の浮気騒動に巻き込まれ、移民局に目をつけられ、今度はNYの町を東西奔走。予期せぬ出来事ばかりに見舞われてしまう――。(web DICEより)

 一人の男性の人生を同じ監督が同じ俳優で製作するのは、20年間で5作撮られたトリュフォーのアントワーヌ・ドワネルものが有名ですが、「何より、彼らのその後が自分でも観たかった」というクラピッシュ監督の制作動機どおり、映画的にみて興味深い登場人物(=俳優)にも年齢を重ねることで生活状況の変化が起こり得るのは必然なわけで、これは否応なしに興味をそそるわけです。
 グザヴィエ演じるロマン・デュリスが実生活でも子持ちになったことは、本作の成立に大きく寄与しているという監督の発言もありますしね。

 いつものように夜7時からスタート。
 楽しみです。

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