NYであんなこと、こんなこと。三日目【店主NY滞在日誌】

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 ホテルから徒歩1分、食堂代わりみたいなダイナーで朝食。
 本日は、土日開催されてるフリーマーケットにくり出します。



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 さて、くり出してきたはいいが、買うべきものが見事にないのです。
 皆無。
 昨年パリの蚤の市の充実振りからすれば、嘘みたいなレベルであります。
 これは、ヨーロッパとアメリカの歴史の差なのか、価値観の違いなのか。



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 気を取り直して、やはり土日だけ店を開けてる長屋スタイルのマーケットに移動。
 多少、品揃えはましな気はしましたが、こちらでも収穫はゼロ。
 結局、NYでの古い雑貨の買い付けは、この後も誤算の連続となるのであります。



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 初日に行ったMoMAの近くに行列ができるベンダーがあります。
 こちらで、チキンオーバーライスなる屋台めしを買い求め、数ブロック先のセントラルパークへ。
 観光客をキャッチした馬車が公園沿いの道を行き交うのを見物しながらランチです。
 さて、この噂のNY版B級グルメ。
 4人前はありそうなサフランライス上に、レタス、ピタパン、そして、文字通りシーズニングソテーされた細切れチキンがどっさりのっかっております。(店主はチキンとラムのミックスにしてもらいました。)お好みで、サルサソースやサワークリームをかけていただくのですが、これはいける
 エスニックは混ぜれば混ぜるほどおいしい。
 そんな店主の自論を再認識する一品であります。
 ただ、あまりのボリュームに食べ切れず、この後ホテルまで持ち帰るはめになってしまいましたが。
 これで、うれしい6ドルちょうど。
  
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 お腹もふくれたし、さらに数ブロック歩いて、鉄鋼で財を成した実業家の元邸宅をそのまま美術館にしてしまったフリック・コレクションを訪れました。
 昨日、5点ものフェルメールを観たばかりでありますが、驚くべきことに、METからほど近いこちらの館でも、3点のフェルメールと遭遇できます。
 ああ、NYってすばらしい。
 加えて、フェルメール以外の所蔵品も質の高いものばかり。噴水のあるパティオを取り囲む趣きのある一部屋一部屋に展示されいるそれらの絵画は、生前の主が飾ってあったレイアウトを厳格に守り通しているそうです。
 そのせいでしょうか。ここはいつ再訪しても、20世紀初頭の大富豪の館の中にタイムスリップしたかのような感覚を憶えてしまう思い入れのある場所であります。
 

 貸出し中のものも運良くなく、8点すべて拝めたNYでのフェルメール詣でこれで完了です。
 
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 ヨハネス・フェルメール「婦人と召使い(女と召使い)」
 1666-1668年 油彩・画布 90.2×78.8cm



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 フリーマーケットに割くはずの時間がまるまる空いたので、ソーホーに向かってみました。
 店主は、地図をしまいこんだまま歩き出してしまうたちなもんですから、よく道に迷います。
 この日も例によって、目的地とは逆方角のハドソンリバー寄りのエリアを歩いてしまっていたのですが、この辺りは、ブルックリン同様、ブラウンストーンの閑静な住宅街が残っていたり、碁盤の目のように通りが交差するマンハッタンにあって、カーブ状の通りが存在することが特筆されたりもします。
 迷い道もいいものです。たまにはですが。



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 ようやく、ソーホーに到着してその様変わりに驚いた。
 人、人、人。
 大手ブランドやデパートの支店があちらこちらにオープンしていて、記憶のなかの、個性的なショップが点在していた倉庫街の面影は、消し飛んでしまった感じ。
 うーん、淋しい。
 

 ソーホーの5番街化に抗うかのようなこんな店がありました。
 通りに面したエレベーターで上がって扉が開くと、そこは、アパートメント風セレクトショップ。
 ここに住む架空の女性の眼鏡にかなったものというのが品揃えのコンセプト。
 リビング、ダイニング、バスルーム等各部屋に置かれているものは、当然すべて売り物です。
 ただ、白壁に木目使いで無難にまとめられた内装に驚きはもはやなく、ウェス・アンダーソン作品の美術デザイナーが空間監修を担当したという触れ込みからして、甘々に彩られたハイセンスな舞台装置を思い描いていた店主には、肩透かしな印象が否めなくて。



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 NYにてトイレ休憩はリサーチも兼ねて大抵カフェになります。
 グリニッジ・ヴィレッジで入ってみたカフェでは、こちらにしてはめずらしくBGMを流しておりました。
 それも、サイモンとガーファンクルばっかり。
 若き日のS&Gが、ヴィレッジ周辺を活動の場にしていたことへの郷愁なのでしょうか。
 この場所でこの選曲、少しほろりとしてしまいました。



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 せっかく、グリニッジ・ヴィレッジまで来ていることだし、本日の夕飯は、ワシントン・スクエア公園そばのホテルを定宿にしていた際よく通っていたレストランでいただくことに。
 このお店の名物は、チキンヌードルスープ。
 店主が愛してやまないこの粉っぽいチープな味。たまりません。
 つなぎなしの肉肉しいビーフパテが迫力のハンバーガーも看板メニュー。
 ケチャップ&マスタードをどばどば添えて食すオールド・クラシック・アメリカンであります。
 いずれも、お店ごと東京に持って帰りたい店主でした。
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 アメリカのヨーグルトに幻滅したギリシャ人留学生が始めたという食感ねっとり味濃厚ギリシャヨーグルト。
 ホテルへの帰り道、スーパーに寄って購入したのですが、噂通りフレーバーいろいろで、売り場の棚占有率はナンバーワンでした。

 


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 おまけ。
 地下鉄ホームで思わずパチリ。
 何の変哲もないキオスクと思いきや、入口の上に"WOMEN"の文字。
 元トイレの有効活用です。
 表示をそのまま残すあたりがGOOD。

 三日目も無事終了。





 


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by arkku | 2015-01-21 01:21 | 雑記