パリであんなこと、こんなこと。 最終日 【店主パリ滞在記】
最終日。
「ここがパリの中で、いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所 だから」
エッフェル塔1階のレストランによく通ったという建設反対派だったモーパッサンの言葉ですが、少し観光らしいこともしてみようということで、どちらかといえば嫌いではないエッフェル塔に昇ってみることに。
エレベーターを2回乗り継ぎ、階段を少し上ると、一番高い展望台に到着。
で、全長324mの最長部がこれ。
先っちょは放送用アンテナ。
1991年、世界遺産として登録された、塔を含むセーヌ河周辺。
遠くに霞んで見える、パリで一番高い建造物、モンパルナス・タワー。
1972年の完成当時、エッフェル塔がそうであったように、景観論争がすごかったんだとか。
ポンピドゥーも、ルーブルのピラミッドも、当初は「何これ?」だったはず。
伝統を重んじながら、一方で革新の歴史も持つパリの街であります。
「鉄のレース編み」とは、よく言ったもの。
事実美しい。
RERで、サンミッシェル・ノートルダム駅に。
大聖堂がよく見えるカフェでお昼にする。
最終日だし、リサーチはいいでしょ、アン・ドゥミください。
これは、カフェによくあるベルギービールの生小。
これもド定番、アントルコート・グリエ。
少々よく焼け過ぎか。
嫁さんのオムレット・オ・シャンピニオン。
これも、よく焼け過ぎで、いわく、玉子焼きみたい。
この辺の加減を伝えるのはハードル高し。
欧米のカフェでたまにあるメタルのコインを投入しないと開かないトイレ。
お店のムシューがエプロンのポッケにしのばせてあるのをもらうか、カウンターでもらう。
橋を渡ると、シテ島です。ノートルダムはすぐ。
今年は、このフランス・カトリックの総本山が850周年を迎えたということで、記念の仮設アーチが建っておりました。
何やら撮影中。
ゴシック建築の傑作。
エッフェル塔と一緒の1991年、世界遺産登録。
絵が好きな人には、モネの連作でお馴染み。
850周年の改修で、照明も新しくなり、鑑賞しやすくなった屋内装飾。
ただ、店主は残念ながら、改修後の聖堂内を拝めませんでした。なので、画は嫁さんのスマホ。
今回、最初で最後の別行動。
では、店主はどこに?
エチェンヌ・マルセル駅近くのカフェ調度を扱う専門店にどうしても行きたかった店主は、フライト時間を気にしつつ、フランス国旗付きつまようじやら、丸い会計票ホルダーやら、細々買いあさっておりました。
今回、ご招待していただいた新婚のお二人をはじめ、ご家族のみなさん、本当にありがとうございました。
そして、パリで出会った様々な人々にも。
みなさんに、たくさんのハピネスが待ってますように。
bonheur à vous...
by arkku
| 2013-10-11 01:01
| 雑記