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 毎月最終土曜の夜恒例、アルック・プレゼンツ・”アマデュオス”ボサノバ投銭ライブを明日4月29日に開催いたします!
 

 3回ステージ(演目は各回変わります)で、1st・PM7時 2nd・PM8時 3rd・PM9時、それぞれスタート。
 ワンステージだけでも、通しで全部聴かれても、お客様次第でOK。

 元々ノンチャージの当店ですが、ライブの夜も席料はございません。
 ただし、彼らの演奏を聴かれて応援したくなったお客さまのために?、投銭入れをご用意いたしますので、お会計の際チャリ~ンと入れていただければ幸いです。

 いい季節になりました。
 春の心地よい夜風とともに、荻窪のちいさなカフェで、ボサノバ・ギターの調べをごゆるりとお楽しみください。
 

 【お問合せ・ご予約】080・2331・7608(カフェ専用携帯)

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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「アメリ」。
 16年前の4月25日に公開されました。


少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ。古いアパートで一人暮らししながらモンマルトルのカフェで働く彼女は、他人を少しだけ幸せにするお節介を焼くのが楽しみ。そんなある日、遊園地のお化け屋敷とセックスショップで働く不思議な青年ニノに出会う。彼の、スピード写真のブース周辺に捨てられた写真をストックしたアルバムを拾ったアメリは、悪戯を仕掛けようとするうち、ニノに恋してしまう。しかし内気なアメリは恋に真正面から向き合うことができず、かくれんぼのような駆け引きが続く...。(KINENOTOより抜粋)


 今を時めくウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブタペスト・ホテル」公開の際、論評する方々が、そのめくるめくカラフルでキッチュな映像美と時折挟み込まれるブラックな笑いを分かりやすく伝えようとして引き合いに出していたのが、この「アメリ」。
 公開が2001年ですから、思えばジャン・ピエール・ジュネ監督が本作で紡ぎあげた世界は、当時としては斬新奇抜を極めたものだったと思います。
 おそらく、「おしゃれな匂いはするけれど、難しそう」とフランス映画に微妙な距離を置いてきた日本のオリーブ少女たち(雑誌オリーブが休刊に追い込まれたのは2003年)にも抵抗なく受け入れられたはずです。
 結果観客が呼べるフランス映画として、興行成績16億のヒット作となりました。

 店主は「アメリ」を映画館で観たことがありませんでした。
 念願のスクリーン観劇はつい先日の「午前十時の映画祭」にて。
 赤や緑の暖色が氾濫する甘々の少し嘘くさい色彩美術、全編に流れるヤン・ティルセンの詩的でミニマルなスコアに目と耳は惑わされっ放しです。
 そして、なんといってもオドレイ・トトゥの愛らしさにはまったく困ってしまう。
 ジュネ監督が白羽の矢を立てた女優の降板により実現したキャステイングとのことですが、たとえば、マリリン・モンローの「ティファニーで朝食を」が想像できないように(役どころが娼婦という設定だったため、当初交渉していたモンローが難色を示し、代わってオードリー・ヘップバーンが登板することに。)、まるでアメリそのものといったオドレイ以外に本作の主役は考えられませんよね。
 監督が彼女の存在を知ったのは、偶然目にしたポスターだったらしいですし、ヤン・ティルセンに音楽を依頼したのも彼の曲を車中でたまたま聴いたことがきっかけなんだとか。
 映画の神様っていると思います。
 どのピースが欠けても「アメリ」じゃなくなってしまいますもんね。
 
 いつものように夜7時からスタート。
 お楽しみに。

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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!

 というわけで、今夜のアルック座は、「フィールド・オブ・ドリームス」。

 28年前の本日4月21日に公開されました。


 古い話ではありますが、1910年代のアメリカメジャーリーグに、ジョー・ジャクソンという選手がおりました。
 生涯打率.356という強打者であり、アメリカ野球殿堂入りの第一号選手タイ・カップに「彼のグローブの中で三塁打は死ぬ」とまで言わしめた堅守の名レフトでもあった選手です。
 殿堂入りも確実だった彼の人生の歯車が狂ったのは1920年32歳のとき。
 1919年のワールドシリーズでの八百長事件に関わったとして、メジャーリーグから永久追放されてしまいます。
 
 今だに復権運動が根強く続いているこの悲運のヒーローには異名があります。それは、マイナーリーグ時代に、しっくりこないスパイクを履いていて足にマメができたため、裸足でプレーを続けたという彼のエピソードからつけられました。
 そう、映画「フィールド・オブ・ドリームス」で、主人公が造ったトウモロコシ畑のなかの野球場に忽然と現れるあの野球選手が、まさしく”シューレス”ジョーその人です。

アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかった事を心の隅で悔やんでいる。

ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声("If you build it, he will come." = 「それを造れば、彼が来る」)を耳にする。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。

その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつける。そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった。

 何故アイオワのトウモロコシ畑のなかに野球場を造らなければならなかったのか。 
 主人公レイは、自ら「撒いた種」の答えを探す旅に出ます。
 全盛期にユニフォームを脱がなければならなかった伝説の野球選手のため?
 若者たちのバイブルのような本を書き上げながらも隠遁してしまった小説家のため?
 徐々に解き明かされていく答え。
 でも、真実の答えにはまだ辿り着いてはいないような気が...。
 
 旅から戻ったレイが最終的に野球場で体験する「答え」はまさに奇跡。
 店主は毎回ここで涙腺崩壊であります。
 ネタバレになるので、ここは是非鑑賞してもらうとしましょう。
 この素晴らしきファンタジーの結末が荒唐無稽であることは否めませんが、一方で甚だしい感情移入をしてしまうのもまた否めません。
 それは、この奇跡が天地が引っくり返るような大事ではなく、主人公レイの個人的な悔恨に根差して描かれているからでしょう。

 
いつものように、夜7時頃からスタート。
 お楽しみに。
 

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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「アニー・ホール」。
 40年前の4月20日に公開されました。

ニューヨークの山の手に住むユダヤ系のアルビーはTVやナイトクラブのトークショーで稼ぐ漫談芸人。歳の頃は40、離婚歴1回のド近眼メガネ人間だ。そんな彼がある日、友人のTVディレクターのロブ達とテニスに行って、1人の美人と出会った。会話もユニークな彼女の名は、アニー。どこか屈託のない童女の雰囲気の彼女に出会ってからアルビーが変わった。アニーとのデートが日課の一つになったのだ。2人が同棲生活に入ったのはそれから間もなく。お互いにのぼせあがっていた2人も時がたつにつれて、お互いのアラが目についてきた。アルビーの周りには、なぜかTV局の女ロビンやアリソンがいて、アニーはそれが気になる。アルビーもアニーのつかみどころのない生き方がわからない。ましてアルビーは、男の独占欲にめざめてきたのだ。行きづまった2人の関係。2人は精神分析医の所に行き、2人の溝は埋まったかに見えた。だがそんなある日、アニーがいつものようにクラブで歌っていると、プロ歌手トニーが彼女の歌をほめ、カリフォルニアにくるようにすすめる。彼女は有頂天になり、精神状態も全快へとむかったが、アルビーはまだダメ。彼はアニーとトニー、果てはロブの仲まで疑い出したのだ。もうこうなってはおしまいだ。2人は別居を決意し、アニーはカリフォルニアに飛んで行った。一方、残されたアルビーを襲う寂寥感。アニーの後を追い、カリフォルニアに行き、やり直そうとアニーに迫るアルビーだったが、今のアニーは歌手としての成功の方が気になっていた...。(KINENOTOより抜粋)

 とにかく会話で埋め尽くされた映画であります。
 単純にいうと、セラピー通い15年という神経質で理屈っぽいアルビーが速射砲的おしゃべりであるということに尽きるのですが、合わせて多用されるカメラの長回しが、彼の性質をさらに増幅させて分からしめる効果を果たしているわけです。
 またときには、聞いてもらいたくて我慢できないとでもいうようにカメラ目線で観客に向かってしゃべり始めるアルビー。
 いわゆる「第四の壁(フィクションの世界と現実世界を隔てる概念的境界)」を壊してまで、愛してやまなかったアニーとの破局話を切々と吐露するのであります。
 映画的手法のおもしろさはもちろんですが、アルビーのアニーへの想いの膨れ上がったテンションを実に分かりやすく伝える心憎い演出です。
 
 誰かが言ってました、男は恋愛を「名前をつけて保存」することしかできない。
 すでに「上書き保存」してしまっている女のことをを、アルビーのようにいつまでもうじうじと思い返すというわけ。
 アメリカで最も著名な映画評論家であるロジャー・イーバートは本作を評していいました、「おそらく誰もが好きなウディ・アレン映画」であると。
 世間一般的な評価もまた同様でありましょう。
 心当たりがある「名前をつけて保存」男はやはり多そうであります。

 いつものように夜7時からスタート。
 お楽しみに。

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 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は、「冒険者たち」。
 50年前の4月12日に公開されました。

レーシングエンジンの開発に取り組む中年の自動車技師ローランと、その友人で、若くハンサムなパイロットのマヌー、そして、ある日ローランの工房に廃材探しにやってきた駆け出しの前衛彫刻家レティシア。それぞれの夢を持った三人は、その実現のために互いに支え合い、絆を深めていく。

しかし、やがて彼らの前に厳しい現実が訪れる。マヌーは所属する飛行クラブの会員から請け負った映画会社の仕事──凱旋門の下を飛行機でくぐり抜け、それを撮影するというもの──に挑むが失敗。そのうえ危険飛行のペナルティとしてパイロットライセンスをはく奪されてしまう。一方ローランは完成したエンジンを車に搭載し、自らテストドライブを行うが、走行中に異常が発生してエンジンは爆発。そしてレティシアも、工面してようやく開いた個展の内容を批評家たちに酷評され、成功の道を閉ざされる。

傷心の三人は一攫千金を狙って一路コンゴの海に向かう。そこには数年前のコンゴ動乱の際に国外脱出を図って墜落した飛行機が、莫大な財宝を積んだまま沈んでいるというのだ──。(ウィキペディアより抜粋)


 少し前のアカデミー賞授賞式に、プレゼンターで登場していたシドニー・ポワチエ。
 実は、黒人俳優として初めてオスカーを獲った彼の愛妻が、本作で、アラン・ドロン、リノ・バンチェラとの淡い三角関係に揺れるレティシアを演じたジョアンナ・シムカスであります。

 やはり、男性2人女性1人というキャラクタ―設定をとっているリュック・ベッソン監督の「グラン・ブルー」が、本作から多大なる影響を受けて撮られたというのは、周知のこと。
 ただ、「グラン・ブルー」のロザンナ・アークエットも、飾らない魅力をスクリーンに大いに発散してはおりますが、キャリア絶頂で銀幕を去り、時代を象徴するかのような”レティシア”の残像を映画ファンの心に焼き付けたジョアンナ・シムカスとは比にならないという口の悪い人もいます。
 本作における彼女の美しさは確かに圧倒的でありますが、当時の仏映画界を代表するいい男っぷりの二人に惚れられる役どころなわけですから、ヒロイン創りには、監督ロベール・アンリコもかなり注力したことは想像に難くないわけで。
 少々ややこしいですが、「グラン・ブルー」でロザンナ・アークエットが演じたニューヨークで働く保険調査員の役名はジョアンナ。
 こんなところにも、ベッソン監督の「冒険者たち」への思い入れが見え隠れします。

 映画を忘れがたいものにする要素として音楽は重要ですが、ベッソン作品がエリック・セラの音楽抜きで語れないように、フランソワ・ド・ルーペのスコアも本作に大いに貢献しております。
 たとえば、タイトルバックにいきなり流れるテーマ曲。これがなんとも不可思議な構成の曲で、ピアノとオケのスリリングでアップビートな部分と、口笛が奏でるリリカルでダウンビートな部分が交互に顔をのぞかせます。
 正確にはテンポは変化していないのにもかかわらず、まったく異質な印象のパートが同一線上に完璧に連なっているのです。
 3人が宝探しに出かけるコンゴの美しい海の情景、海に浮かぶ城塞島で繰り広げられる緊張の銃撃戦などなど。同じ映画とは思えないほど、シークエンスによって、がらりと変わる空気感。
 本作の魅力は、そういった異質なシークエンスが淡々と連なって出来上がっているところでもあり、冒頭の例のテーマ曲は、そういった穏やかな波乱を予感させるものがあります。

 ナポレオンが造ったという城塞島全景を空撮で延々と映し出す有名なラストシーン。
 哀しくほろ苦い青春の墓標ともみえたこの島、フォール・ボワヤールは、近年、テレビ番組の宝探しゲームの舞台として使われているんだとか。
 それはそれで、少々哀しいものがあります。
 
 いつものように、夜7時くらいからスタート。
 お楽しみに。




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