太陽を盗んだ男

 金曜の夜は、”好きな映画をロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”店主独断のムービータイム!
 というわけで、今夜のアルック座は、「太陽を盗んだ男」。
 38年前の1979年10月6日公開されました。

 当時31才の沢田研二演じるさえない中学の理科教師が、手造り原爆を盾に政府を脅迫し、「巨人戦のナイター完全中継」や「ローリングストーンズの来日許可」を要求するという奇想天外なストーリー。
 故菅原文太が、脅迫犯逮捕に執念を燃やす刑事を演じています。

 本作が公開された1979年時点、ストーンズは、メンバーの過去のドラック歴から外務省のブラックリストにリストアップされていて、音楽的に最も充実した時期にあった1973年の日本公演も、チケット発売までされながら結局は中止。
 ストーンズ来日は夢のまた夢と思われておりました。
 それでも時の流れこそがこの難題を氷解させるに至り、悲願の1990年初来日から数えて、6度の来日公演を果たしているストーンズ。
 彼らの来日の報を聞く度に、店主はこの映画のことを懐かしく思い出してしまいます。
 仮に、この映画がリメイクされるとしたら、原爆を手中にした脅迫犯は現代社会のどんなことに理不尽を感じ、何を要求するのでしょうか?
 

 逮捕という不測の事態に備えたサブチームまで用意して敢行した国会議事堂や皇居でのゲリラロケをはじめ、溢れる着想と情熱を傾け、「低予算」の「日本製」でも、これだけおもしろい映画が撮れるということを見事に証明してみせた、ゴジこと長谷川和彦監督渾身の大傑作「太陽を盗んだ男」、どうぞご堪能あれ。

 いつものように、夜7時くらいからゆるくスタートします。
 お楽しみに。

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