北北西に進路を取れ

 ”好きな映画がロードショー公開された月日に合わせて鑑賞することで当時の季節感を追体験してみたい”シリーズ!
 というわけで、今夜のアルック座は先週に引き続き、アルフレッド・ヒッチコック監督の「北北西に進路を取れ」。
 58年前の1959年8月6日(米)に公開されました。

キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャー・ソーンヒルは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。そして、人違いが判明すると今度は泥酔運転に見せかけて殺されそうになる。窮地を脱したロジャーは、翌日、真相を確かめようと国連ビルへ赴くが、そこに現れたタウンゼントは全くの別人だった。そして、タウンゼントの背中にナイフが突き立てられ、容疑はロジャーにかかってしまう……(allcinemaより抜粋)

 先週の「裏窓」は、主人公が足を骨折しているため一歩も外に出ることのないままストーリーが進行していくという、制約された条件を逆手にとったおもしろさがありましたが、「北北西に...」の主人公の方は両極で、殺人容疑をかけられ警察に追われれる身でありながら、人違いされた男を探し出して事件の真相に迫らんと孤軍奮闘します。
 「裏窓」に少々マニアックな映画人のための教科書的側面があるとしたら、「北北西に...」は、サスペンスの王様ヒッチコックが腕によりをかけた万人が楽しめる入門編的な作品といえましょう。

 話は本筋からずれますが、本作はキネティック・タイポグラフィ(文字を動かすアニメーション)が使用された最初の映画とされています。
 オープニングタイトルにおける、文字が飛んできて次第に消えていく今なお斬新なアニメーションを考案したのは、ニューヨーク出身のグラフィックデザイナー、ソール・バス。
 映画業界をはじめ多方面で活躍された方ですが、実は京王百貨店(包装紙とショッピングバッグ)、ミノルタ、紀文食品、味の素、コーセー化粧品、前田建設工業等々、日本企業のCIも多数手がけておられます。

 いつものように夜7時くらいからスタート。
 お楽しみに。

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