風の歌を聴け

 1月12日は、村上春樹氏の68回目の誕生日であります。
 今夜のアルック座は、いずれ?ノーベル文学賞を獲るであろうこの世界作家のデビュー作の映画化作品、「風の歌を聴け」。
 
 「小説の世界観がわかっていない」と、ハルキニストからは酷評を浴びておる本作ですが、文章と映像を同一線上で語ること自体、あやしい論議ではあります。
 ただ、本作における成功事例のひとつに挙げてもいいと思うのはキャスティングでしょう。
 「僕」に小林薫、「鼠」に巻上公一。
 これはなかなかナイス配役であります。
   
 映画公開が81年(原作の発表は79年)。
 故に、監督の力量云々とは関係ないところで、過ぎゆく70年代的なものが否応なしに画面に浮流しているわけです。
 それだけで許せてしまうようなところが、店主なんかはありますね。
 たとえば、春樹氏が、そんな時代に国分寺で開いていたジャズ喫茶の店内の様子を想ってみたり。
 それが、映像が及ぼす作用なんでしょう。
 
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