パリであんなこと、こんなこと。 3日目 【店主パリ滞在記】
昨日買っておいた菓子パン?で甘い目の朝飯。
ここのブーランジェリーのバゲットの食べ歩き、多数目撃しました。
ご紹介遅くなりましたが、宿泊ホテル、新郎新婦のアパルトマン、式が執り行われるタウンホールのある街は、パリ市境界からメトロで少し先のヴァンヴ市に属しています。
土曜日曜には、ヴァンヴ名物、蚤の市が開かれます。
本日午前中は、カフェで販売する雑貨を物色。
新郎新婦は、和装!で式に臨みます。
蚤の市そばで買ってきたサンドイッチで軽くお昼をすませて、着付け担当の嫁ママ、あわただしく二人のアパルトマンへ。
フランス各地から、9000キロ離れた日本から、二人の婚姻の証明に立ち会おうと、ヴァンヴ市市庁舎前に続々集合のゲストたち。市の担当者に促され、セレモニーホールへ。
午後2時半、結婚の儀開式。
マリアージュ・ド・シビル。今回、二人が選んだ挙式スタイルです。
この市民結婚式、カトリックの国フランスでも主流になりつつあるとのこと。
まず、フランス国旗と同じトリコロールのたすきをかけた市長さん登場!威厳ありです。
驚いたのは、そのまま市長さんが司式をし始めたこと。
市長秘書の電話による聞き取り調査?で仕込だらしい二人の経歴、馴れ初め話を軽妙に披露して、ゲストの笑いを盛んに誘っておりました。
もっとも、市長さんとマイクをやり取りしながら頑張っていた二人の友人Y嬢の通訳頼みのぼくら日本人組は、時間差で沸かざるを得ませんでしたが。
さぁ、式のハイライトは近い。
二人の結婚の宣誓の後、市長さんが婚姻の成立を高らかに宣言。
そして、ファーストキス。
おめでとう!!
二人にはまだ大事な作業が。
婚姻届に新婦がサイン。
続いて、新郎もサイン。
最後に市長さんがサインして無事届けの受理完了。
指輪の交換。
一仕事終えた市長さん、たいへん日本びいきだそうで、この後、新婦はじめお着物で参加の大和撫子たちと写真に納まりご満悦でした。
タウンホールの裏手の階段でのフラワーシャワー。
二人の和装が一層映えて、いい画になってます。
ちなみに、新郎の羽織袴は、〇〇年前、店主が神前式の際着けたもの。特に袴は母方の実家に代々伝ってきたものなので、青森→東京→フランスと思いがけない旅をした出世袴?ということに。
式の後は、二人がアレンジしてくれた、貸し切りバスによるパリ市内観光。
運転手さんの腕が試されるというルーブルの狭いアーチを無事抜けて車内拍手喝采。
エッフェル塔の全景が真正面に観られるトロカデロ広場で下車。
塔を手で摘み挙げてるように写真に納まろうとポーズをとる観光客多し。このおふざけ、ルーブルのピラミッド前でも大流行。
バスは、ブローニュの森を抜けて、セーヌ河上流の船上レストランに到着。
午後7時、レセプションパーティー・スタート。
ブーケ・トスの後は、シャンパンで乾杯して甲板での立食パーティーに。
参加人数+アルファのボトルを用意した新郎新婦。当分シャンパンに困らない本数を持ち帰ったという噂が。
メインをいただく船内会場。
さすが、本場フランスです。お開きは当初予定から午前3時。
メインは、船上パーティーらしく、スズキのフィレ。
店主、お腹一杯だろうが、リサーチ魂でもってデザートビュッフェにくらいつく。
ワルツだったかな?タンゴだったかな?
不鮮明ながら、デュエットで踊る新郎新婦です。
時刻は深夜零時頃。
眠くないといえば嘘になる店主たちは、名残を惜しみつつ二人にお別れを言って、ディスコタイムでこれから盛り上るはずの船を後に。
市庁舎でのセレモニー、バスでのパリ観光、セーヌ河船上レセプション。どれも、ゲストへの感謝の気持ちが伝わってくる楽しいものでした。
絵に描いたような思い出がいっぱいできた一日、これにて終了。
by arkku
| 2013-10-07 01:01
| 雑記