パリであんなこと、こんなこと。 2日目 【店主パリ滞在記】
ほとんど店主の希望で、本日も美術館から始まる一日。
アートの都の本丸、ルーブルです。
一番人気、「モナリザ」の展示は来るたびに変更されてるような気がしますが、作品までの距離が以前より長くとられていて、伴い、取り囲む人波がすごいことに。土曜日曜の混雑は想像を絶するものがありそう。
モナリザの騒ぎが嘘のような、ひっそり閑とした17世紀オランダ絵画の展示室。
その一角にさりげなくあるフェルメールに釘づけの店主です。
フランス広しといえど、フェルメールはここにある2点だけ。国外に貸し出されていることもままあるので、本日2点とも観れたのはラッキー。しかも、日本では絶対ありえない独り占め状態で。
「レースを編む女」については、ルノワールやゴッホら巨匠たちの激賞コメントが今に伝わっています。あの辛口で知られるダリをして、「娘の持つ目に見えない針を中心に宇宙全体が回っていることを私は知っている。」とまで言わしめました。
本日の店主のように、彼らもまた、この作品の前に立ち、ガン見したのかと思いをはせるだけで、熱いものがこみ上げてくるのでした。
ルーブル内のカフェで一息。
主要作品を2時間で攻略するガイド本があるとのことですが、それを店主なりの早周りで実践。
「東京では、人の後からたらたらついてくる感じなのに、こっちでは、なんでそんなにすたすた歩けるのか」と、昨日今日、美術館の中を店主に引きずり回された嫁さんと嫁ママから指摘を受ける。
メトロとバスの切符は共通。
今どこを走っているのか分かりやすいので、ルーブルからバスティーユ広場まではセーヌ河沿いにバスで移動。
バスティーユにある「ポーズ・カフェ」で遅めのランチ。
閑散としている周辺のお店をよそに、なかなかの賑わい。
メニューがほぼ解読不可だったので、メインのカテゴリーの一番上を当てずっぽうで注文。
出てきたのは、鮪のソテー。思いのほかおいしくて、懸けに勝った感じ。
ここでお勉強。
メインの一番上、魚系多し。仏語で、thon(トン)は鮪。
パリ市内からホテルへ一旦帰還して、新郎新婦が住む愛の巣をひやかしに行く。
ホテルからは徒歩5分。
えっちらおっちら階段を上った最上階にある二人の部屋はというと、まるで「エル・デコ」や「マリ・クレール・メゾン」に載ってそうなかわいいアパルトマンではないですか。
「かわいい」を連発する嫁さん。
よーく、ご覧ください。
屋根の連なりの向こうに見えるのは、パリの象徴、エッフェル塔でございます。
K君、ご自慢の窓からの眺望。
本日のディナーは、地元のクレープ専門のレストランにて。
こちらのクレープリーは、お知り合いの方が最近始めた二人のお気に入り。
フェルメールの画にあったような黄金色に輝く教会がそばに建っておりました。ちなみに、明日の結婚の儀は、市のセレモニーホールで行われます。
ブルターニュの地ビールで乾杯して。
ブルターニュの特産シードルも飲んだりして。
新婦S嬢一押しの臓物ソーセージのクレープを満喫して。
きゃあー、な演出付きデザートクレープまでいただいて。
店主、幸福。
by arkku
| 2013-10-05 01:01
| 雑記