店主、弘前で「KOGIN 暮らしに息づく美の世界展」を観る。【店主帰省中】
麻布の衣類に保温性をもたせるために考案されたというこぎん刺し。
小物雑貨など観光民芸品としてよく見かけはしてましたが、衣服の形で見てみると、たとえば、肩口部分に縞模様が入っているものなんかは、重い荷を背負うための補強から生じたデザインだったりして、元来、仕事着のためのものだったというのがよく分かります。
名もなき刺し手の緻密で美しい幾何学模様を見ていると、その気の遠くなるような連続性に、製作に費やした津軽の長い冬の時間が透けて見えるようなのでした。
弘前市立博物館のホールに掛けてあったペットボトル再生糸で作成された巨大なこぎん刺しタペストリー
小物雑貨など観光民芸品としてよく見かけはしてましたが、衣服の形で見てみると、たとえば、肩口部分に縞模様が入っているものなんかは、重い荷を背負うための補強から生じたデザインだったりして、元来、仕事着のためのものだったというのがよく分かります。
名もなき刺し手の緻密で美しい幾何学模様を見ていると、その気の遠くなるような連続性に、製作に費やした津軽の長い冬の時間が透けて見えるようなのでした。
弘前市立博物館のホールに掛けてあったペットボトル再生糸で作成された巨大なこぎん刺しタペストリー
by arkku
| 2012-05-06 14:14
| 雑記